タヒチアンダンスとは?
タヒチ語では”ORI TAHITI(オリ・タヒチ)”と呼ばれ、文字を持たなかった古代ポリネシア人が踊りと歌でコミュニケーションを取り合い、想いを伝えるために踊られました。 タヒチ語では「オリ・タヒチ」
その名の通り、南太平洋に浮かぶ美しい楽園「タヒチ」で生まれた伝統舞踊です。
タヒチアンダンスの起源は~
神への祈りを捧げたり、信仰儀式のほかに、 ◯来訪者を歓迎する際 ◯人生の節目を祝う場面 そして ◯仲間や家族たちとの娯楽として踊っていたダンス が今のタヒチアンダンスの起源となっています。
余談ですが、、
ポリネシアの子孫たちがタヒチを飛び出し、辿り着いたハワイ諸島で踊り継がれ、そこから独自に発展していったものが”フラダンス”だといわれています。
タヒチアンダンス存続の危機!
フラダンスの原型であり、今ではタヒチの公式な祭典で披露されるなど、重要文化となっているタヒチアンダンスですが、 ポリネシア文化特有の官能的でその道徳に反するダンスは、古く、悪い習慣だとして禁じられるようになったのです。
19世紀〜20世紀頃までの数十年間、キリスト教の宣教師によって踊りが禁止されている時代がありました。
そのような批判の中でもタヒチアンダンスの復活を信じる人々は密かに踊り続け、受け継ぎ、大切に守ってきました。
そこで守られた踊りはタヒチの人々のアイデンティティとして世界中に広まり、私たちの住むここ、日本でもあちこちでタヒチアンダンスの祭典が行われるほど人気のあるダンスジャンルへと発展し、踊り継がれています。